βカロテン

βカロテン

βカロテンは緑黄色野菜に含まれているカロチノイドの一種になり、摂取すると体の中で必要に応じて小腸でビタミンAに変換されます。ビタミンAの体内での働きは、皮膚や粘膜の組織を増殖させたり、視力を保つ役割を担っています。ビタミンAが不足してしまうと、皮膚が乾燥して抵抗力がなくなってしまうため、湿疹が出るなど感染症にかかりやすくなります。目に与える影響も大きく、目が乾燥してドライアイになったり、光の量を調節する機能が低下して夜盲症になったりする場合もあります。
このように成長に関わる大切な成分なので、しっかりと摂取しておきたいのですが、ビタミンAは脂溶性のため摂り過ぎてしまうと頭痛や脱毛、皮膚の乾燥などを招いてしまう恐れもあります。このリスクを回避できるのがβカロテンになり、大量に摂取してもビタミンAが十分にある時には体内での変換は抑えられるので、副作用の心配がなくビタミンAを吸収できます。
βカロテンを含む緑黄色野菜の中には、青汁の材料にも利用されいている明日葉があります。明日葉には100g中に5300マイクログラムのβカロテンを含んでいて、その他にもビタミンB12を除くビタミンB群や、カルシウム、鉄分などのミネラルがバランス良く含まれています。もともと日本原産のセリ科の植物で、調理時は茎と葉を利用するのですが、独特の強い苦みがあるため揚げ物や炒め物といった調理法を使い、マヨネーズを加えてマイルドな風味に変えるなどの工夫が必要になります。